芸人ミキの亜生にそっくりお兄さん
今日はどうしても小籠包が食べたかったんだ。
皆んなが言う小籠包
皮が薄くて、たっぷりの肉汁が詰まったもの
本当は小籠湯包て言うらしいんだ。
本当の小籠包は
皮がもっちり分厚くて、肉まんのちっちゃい版みたいな食べ物らしいんだ。
そんな事、どうでもいい。
今日は小籠包を食べるために来たんだ。
世間では台湾=小籠包=鼎泰豊
ダメだ!ダメだ!
そんなことじゃダメなんだ!
旅しんの捻くれた心を満たすのは
ローカル店なんだ!
ここだ。
こんな駅で降りたった事などない。
見知らぬ土地だ。
駅のエスカレーター
関東は左とか
関西は右とか
台湾は右とか
毎回混乱するからやめてほしい。
駅横のコンビニで水を調達
ローカル店では飲み物は出てこない。
水の持参は大丈夫だ。
駅から徒歩10分ほど
お腹が空いていた。
時刻は午前10時を過ぎていた
朝ごはんは飛行機の中でビスコを4枚食べただけだ。
Googleマップの示す方向へ黙々と歩く
あった!
「上鼎豊小籠湯包」
しかし…
店員さんが暗がりで小籠包を包んでいる。
まだ、営業前だった…
あまりのショックに写真すら撮らず引き返してしまった。
どうしよう、今日の旅しんは小籠包だった
でも待っているわけにも行かず
これから他の店を探すことも出来ない。
なぜなら、今日は別の用事があるからだ。
次の目的地では、あまり良い食べ物は無い。
仕方がないので駅まで戻り
屋台の食べ物でごまかそう。
来るとき、ちょっと横目で見えたんだ。
ぶた。
かわいい。
これを、ひとつ下さい。
店員さん
芸人ミキの亜生さんにそっくりなお兄さんだった。
がっつり中国語で話された。
わからん、ごめんよ…
ちょっと英語も駆使して話された。
うん、ちょっとしかわからないよ、ごめんよ…
亜生さんが言うには
3個買った方が安いこと
ブタはチーズで
こっちはチョコで
これはナンタラカンタラで
全部説明してくれた。
しかもニコニコされている。
チーズとチョコしか聞き取れなかったよ、ごめんよ…
何味じゃなくて、ぶたが食べたいんだ。
こんなにニコニコ丁寧に説明してくれるのに
ぶたを1個だけ欲しい、蒸したやつ
わがままな日本人だ。
亜生さん、これ?これ?と旅しんの欲しいぶたをくれた。
袋に入れたぶたを
熱いから袋の端を持つようにしてくれた。
なんて気配りなんだ!
台湾人男性は日本人男性より5倍優しいは
本当のようだ。
アツアツのぶたの中はチーズ
お値段は40元(144円ほど)それほど安いものでは無いか。
亜生さん、最後に英語で
台湾にはひとりで来たの?ウンタラカンタラ〜
バイバイ〜!ニッコリ。
ありがとう!亜生さん!
違った、お兄さん!旅しん、元気出ました。
では、また。